クルーズクライアーのサイト開設について |
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クルーズクライアー(Cruisecrier)の由来について |
中世のヨーロッパ、イギリスではタウンクライアー(Towncrier)と呼ばれる人たちがいました。新しい法律や、町や地域のニュースがでると町中に触れて歩く人たちです。それがフランスにも取り入れられ、フランスではワインの新酒が出ると宣伝・触れて歩く人たちの集団、ワインクライアー(Winecrier)という人たちが生まれました。彼らはフランス国王からワインの宣伝をして歩くことが許されていました、その代わりフランス国王のワインが発売される時には、ワインクライアー全員で国王のワインを町中に触れて歩くことが義務になっていました。
客船が子供のころから好きで、集めた書籍や資料・写真などを公開する目的でこのホームページを立ち上げた時。ホームページの名前として、ワインクライアーから連想し、クルーズの話題を触れて歩く人、すなわちクルーズクライアーのページという意味で名づけました。クルーズクライアー(Cruisecrier)は私が勝手に作った新語ということになります。 |
1996.9.9 クルーズクライアーWebMaster SEKIZAWA YOSHIKAZU |
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マイコレクション |
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TownCrierの容姿 |
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WEBマスターの大好きな船旅の詩です |
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「人は船の旅のたのしさを忘れている」 詩・金子光晴
人は船の旅のたのしさを忘れている。
君の豪華なサロンが
あなたの化粧室や、バス付の寝室が、
海神に護られて波の上を走る爽快さを。
*
空の旅で省略された距離感が、
世界のデタイユとともに取り戻され、
胸ふくらませ近づく港、港が、
異教の祭りの熱狂で諸君をむかへる。
*
波のふちどる旅の道筋には、
自然の豊穰と風俗の変化があり、
単調で、悩みの多いこの人生に
おもひもかけない夢の贈物を届ける。
*
人は船の旅のよろこびを忘れている。
七つの海のうら若い巨船たちは、
荒れる波風にも揺らぐこともなく、
しづかに、しづかに、航海をすすむ。
*
海の緑玉のうへを辷る船棲は
賀宴にのぞむ盛装のすり足のやうに、
大きなデコレーションケーキが、
宴席の中央に運ばれてゆく時のやうに
*
自由と、清新な希望との象徴のやうに、
ピンポンのやうに弾むこころで、
船をあくがれることを人は忘れている。
船の旅でしか出会へない、宝石の人生を。
「人は船の旅のたのしさを忘れている」 詩・金子光晴
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サントリーニ島にて、コスタ・フォーチュナ(奥の方)と2ショット。 2009年11月撮影 |
※クルーズレポートも合わせてご覧ください |
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